プログラミングと聞くとなんだか難しそうとか、どんなことができるかわからないと言った声がたくさん聞こえてくるかと思います。
しかしプログラミングは、公務員にとって身につけるととても大きなメリットがある資格といえます。
なぜなら、プログラミングは単純作業の繰り返しをプログラムしてあげることで、ボタンひとつで数十時間もの作業を短縮したりすることが可能だからです。
たとえば国や県、他部署からの照会・回答や、取りまとめが必要な照会もの、入退庁時刻管理・集計といった単純作業、残業代計算などのちょっとややこしい計算が必要なものってありますよね。
これらは、単純作業が多いゆえ、手作業していると入力間違いをしたり転記ミスをしたりしがちなものばかりです。
しかしプログラミングであれば機械が行うため基本的に人為的なミスは起こりません。
ちょっとした数の作業であればわざわざプログラミングをすることはありませんが、毎年や毎月の定例ものだったり、数がそもそも膨大だったりするような作業の場合、プログラミングを導入することでかなりの時間短縮ができるようになります。
なぜこんな話をするかというと、私自身が公務員だから。私は身の回りにはどんな仕事があって、どうすれば効率化できるかを普段から考えています。
周りを見渡すと、ムダだと思えたり高い給料を払ってまでやる作業じゃないと思えるようなことが山ほどあります。あなたもそう思ったことは1度や2度じゃないはずです。
この記事では、公務員の仕事でプログラミングを使うことで効率化できる事例をいくつも紹介します。この記事を読むことで、あなたがプログラミングをどうやって活かせばいいかイメージできるようになるでしょう。
また、プログラミングのメリットとおすすめの学習法についても紹介します。ここまで詳しく公務員に向けて書いた記事は他にありません。ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
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ここで簡単に私のプロフィールを紹介します。
プロフィール

某自治体の30代職員(行政職)。日頃から面倒だと感じている仕事をなんとか効率化できないか徹底的に調べたところ、プログラミングに行き着きました。文系脳のためかなり抵抗がありましたが、大きな可能性を感じたためプログラミングを勉強中。
調べる過程で分かったプログラミングのすごさを他の公務員にも知ってもらいたいと思ったため、サイトを立ち上げることを決意しました。まだほぼ誰も持っていないこのスキル。あなたも僕と一緒にプログラミングを始めましょう!
当サイトおすすめのプログラミングスクール
はじめに、このサイトで紹介する3つのスクールはこちらです。どれも無料体験レッスンを受講することができるものばかり揃えました。
ここではさっと解説していますので、詳しく知りたい方はサイトを直接見てみるか、記事を読み進めてください。
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公務員に役立つおすすめ資格はプログラミング!
プログラミングで身近なものといえばエクセルマクロでしょう。あなたもVBA(Visual Basic for Applicationsの略。別に覚えなくてもいいです。)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
プログラミングには多くの言語がありますが、VBAはExcel専用のプログラミング言語です。
これをいじることで、Excelを自分が好きなようにカスタマイズできたりします。Excelを普段からよく使う人にとっては、このVBAを覚えることも有効でしょう。
しかし今回紹介するのはエクセルよりももっと汎用性が高くて色々なことに応用することができるプログラミング言語です。詳しくは以下で説明していきます。
プログラミングってそもそも何なの?
そもそもプログラミングとは一体何なのでしょうか?その言葉自体はよく耳にするようになりましたが、詳しくは分からないといった意見も多いかと思います。
プログラミングとは、プログラムを作ることです。そしてプログラムとは、コンピューターへの指示のことを言います。
今あなたが触っているスマートフォンやパソコンの中身には、「これをしたらこうする」といったような指示書(プログラム)が入っています。
普段から触っているアプリや、パソコンを動かすためのOS、検索するためのGoogleChromeやFirefoxといったブラウザも全てプログラミングで作られています。
パソコンは使えても、プログラミングができる人はほとんどいない
近年はパソコンの普及率も増え、仕事でパソコンを使わない人はほとんどいないほど普及していますよね。このことは、あなたもよく実感していると思います。
しかし冷静に考えてみると、今から20年前はこれほどパソコンが普及してはいませんでした。
パソコン教育が重要だと気づいた小学校や中学校などで、少しずつパソコンの導入が増えてきた時代です。
私も小学生の頃学校にWindows95が導入されたのをきっかけに少しだけ触っていましたが、やっていたのはソリティアやアリーナといったゲームだけ(笑)
そして、各家庭でパソコンが買えるのはお金持ちの家だけという状態でした。そのため、パソコンを触れる人はほとんどいなかったのです。
しかし今のあなたの周りを見渡してみてください。パソコンを始めスマートフォンの普及率は高く、国民の方を誰もが持っているというような状態です。20年前、誰がこのような状況を想像できたでしょうか。
しかしこの20年で、今やおじいちゃんやおばあちゃん世代ですらスマートフォン(これも一種のパソコンのようなもの)を触ることができるようになってしまいました。
そう考えると、技術の進化は早く、普及もとても早いということが実感できるかと思います。
つまり、今はプログラミングと聞いてもピンとこないこの言葉も、20年後には立派に市民権を得て、国民の半分近くがプログラミングできるようになっていてもおかしくないということです。
プログラミングは小学生や幼児でもできる
しかし、国民のほとんどが触ることすらできなかったパソコン。これと同じような状況がまさに今の状況と言えます。
つまり、ほとんどの人がプログラミングのことがよくわからず、使いこなすことができていないという現状です。
あなたも初めてパソコンを触る時は、何を言っているのかかさっぱりわからなかったのではないでしょうか。それとも、もしかすると気づいた時にはパソコンやスマートフォンを触っていて、生活の一部になっていたかもしれません。
パソコンが難しそうという思いは最初は誰もが思っていました。人間、初めて見る物に対しては抵抗があり、拒絶反応を示してしまいますからね。
しかし、正しい学習をすればパソコンを触れることができるようになるように、ちゃんとプログラミングのことを理解している人からしっかりした指導を受ければ、誰でもプログラミングを触れるようになります。
今では国が主導してプログラミング教育を推進しているほどです。これは、これまでの時代にない勢いを感じます。
街なかに小学生や幼児向けのプログラミング教室が開設されるなんて夢にも思いませんでしたよね。
しかし逆に言えば、プログラミングは小学生や幼児であっても理解できるほど簡単だということでもあります。
プログラミングと聞くと、小難しい英単語がずらずらと並んでいるだけというイメージを持つかもしれません。たしかにそのとおりなのですが(笑)、しっかりと原則を理解すれば、どうすればどんな結果が起こるかということが理解できるようになります。
子供でも理解できるような教育プログラムが開発されていることからもわかるように、大人に合った学習方法もどんどん開発されてきています。これについては詳しくは後ほど紹介させていただきます。
プログラミングで仕事が効率化できる事例
これまでプログラミングを取り巻く状況について説明してきましたが、プログラミングを勉強することで自分にどんなメリットがあるのかが分からないと、そもそもプログラミングのに取り組もうとはならないと思います。
そこでプログラミングであなたの仕事をどのように効率化してくれるのかといった例をいくつか紹介したいと思います。
アンケート集計の時間短縮
例えば市民や県民、庁舎内の職員に対して数百~数万枚といった膨大なアンケートを取る必要があったとします。
そんな時、アンケートに答えてもらったら自動的にそのデータを集計するようなプログラムを組んでおけば、職員総出で連日夜中までアンケートの集計作業をするような必要はなくなります。
大きな自治体では、こうしたアンケートを取る時にはシステム業者に外注してしまったりすることがありますが、そのためには前年度から予算取りして仕様書を作って入札して・・・といった一連の発注業務も発生してきますので大変手間です。
しかし、アンケートくらいならプログラミングで入力フォームを設置し、応募ボタンをクリックしてくださいと言った簡単な内容を作成すれば終了です。
そして入力が終わったら誰の手も煩わせることなく勝手に集計作業が進んでいく…しかも計算ミスは起こらないと言ったような夢のような効率化も実現できます。
どうしても紙でアンケートを取らなくてはいけない場合は内容を転機しなければいけませんが、その後の集計は自動化できます。
しかしそれこそ頭の使いどころで、ネットアンケートの導入を検討するときです。ネットアンケートは近年多くの自治体や企業が取り入れているものです。というのも、プログラミングの恩恵を受けることができるからです。
職員数が少なくなっていくこれからの未来、こうした効率化を考えないと生き残れません。
きっと公務員なら「パソコンを使えない人はどうするんだ」という意見が出るでしょうが、そんなのは定点ボックスでも置いておけばいいでしょう。定年間近の頭の堅い人の言うことは話半分に聞いておきましょう。
イベント開催時にリアルタイムで反応を収集
さて、どんどん続けていきます。
自治体であれば、多くのイベントを実施したりすると思います。そんなとき、開催中や開催後にネット上での話題性やバズり具合など、どんな反応があったのか知りたいときがありますよね。
例えば、ツイッターやフェイスブック、ブログや新聞記事、ニュースサイトなどでどのくらい話題になっていたり、どんな記事として取り上げられているかを調べたいようなときです。
実はプログラミングを組むとこうしたネット上の情報収集も自動でやってくれます。
もちろん集めた情報をGoogleドキュメントのdocsシート(WindowsでいうWordのようなもの)に自動で貼り付けるようにすることも可能です。
人の目であればチェック漏れの可能性がありますし、そもそも量が膨大すぎてまとめきれないようなこともあるかもしれません。
しかしプログラミングなら一度作ってしまえば何度でも使い回しすることができますしチェック漏れなどの心配もありません。
膨大な数・単純作業の繰り返しにはプログラミングが有効
仕事で数百件のデータチェック&単純な作業を行う必要があるときにも、プログラミングは効果的です。
たとえば、パソコンのログイン時間から残業状態を把握する必要があったとします。
残業時間の圧縮や定時退庁の改革を推し進めなければいけないとき、必要となってくるのが誰が残業しているか把握し、そのユーザーにアクションを起こすことですよね。
数人分であれば目視すればいいのですが、数百件もあるとそれも大変です。しかもデータは毎日更新されていきます。忙しい管理職の人や人事担当の人がとても管理なんてしていられません。
そこで、プログラミングの出番です。各ユーザーが何時に退庁しているかを自動的に記録し、集計できるようにしておきます。
さらに、一定時刻より遅く退庁した職員には注意喚起のメールを自動送信するようにすれば、漏らすことなく対処できます。
実は私の周りにも、これに似たプログラムを以前組んでくれた人がいました。
それは、パソコンを閉じたときにシャットダウンした時間を自動的に記録してくれるというものです。そして、自動で記録されたテキストデータをExcelで串刺し集計すればリストが完成するという便利なものでした。
その方は技術系だったのでプログラミングができたのですが、「こんなの文系でもちょっと勉強すればすぐにできるよ。」と言っていたのが印象的でしたね。
当時はプログラミングって難しいんだろうな…と思って全く気にも止めませんでしたが、これからの時代は技術系だろうが事務系だろうが関係なく、『プログラミングができること・プログラミング的思考ができること』が重要になってくるでしょう。
そして、どんどん効率化できる人材が評価され、人的リソースばかり使ってゴリ押しで進めようとするような人材は出世できなくなる時代が来ます。
なぜなら、少子高齢化でどんどん人員は減っていく一方、社会福祉を始めとした業務全般や住民からの要望は増えていくばかりだからです。
特に管理職は、プログラミング自体はできなくても「効率化」といった考え方ができないとまずいと思います。部下には残業させて乗り切ってもらうなんていうやり方が通用するのはあと数年くらいのことでしょう。
エクセルマクロ(VBA)でプログラミングする職員がいた
また、私の実例で紹介すると、Excelマクロ(VBA)に詳しい人もいました。
当時私は給与担当だったのですが、毎月の残業代計算はちょっと複雑で、正直面倒なことが多かったです。しかし、とある職員が便利なものを作ってくれました。※さっきの方とは別の人です。
職員から提出された残業命令書に書かれた残業時間を入れるだけで、決裁に必要な書類が作成できるという便利なシロモノです。
出力する様式のテンプレートがあり、最低限必要な入力して計算開始ボタンをクリック。そうすれば勝手にすべて計算し、出力様式の作成まで終えてくれるという使い方ができるというものです。
正直めちゃくちゃ便利でした。これはかなりありがたかったです。残業代の計算は毎月発生するので年間12回。課の人数が多かったため1回あたりの集計作業につき半日は短縮できていたので、年間で6日以上の作業時間が短縮されたことになります。
このプログラムは個人的に作ったものだということで私の課だけで使われていましたが、もし全庁的に展開することができていれば更なる業務効率化ができたことになります。
こう考えると、プログラミングを覚えることはそのまま人件費の削減に直結します。
ちなみに、これを作ってくれた人はなんと50代の文系管理職です!
そんな方がプログラミングができること自体がびっくりですが、聞いてみると趣味で覚えたそうです。覚えたのは今から10年ほど前とのこと。なんというか着眼点が違いますよね。
私が当時定時で帰ることができていたのは、その方のお力がかなり大きいです(笑)
その方は考え方がとても論理的で、当時所属していた大きな組織の中でも、上のほうにいる方でした。プログラミング的思考ができる人は理路整然としているんだなと実感しましたね。
アプリを作って決裁書類の添付資料を自動作成
プログラミングを覚えると、アプリの開発もできるようになります。
土木や農林、環境関連の職員であれば、いろいろな現場に行き写真を撮影したりしますよね。そんなとき、何時何分に撮影したかまでならタイムスタンプに記録されるためデータを見れば分かります。
しかし、どこでどの向きで撮影したかは写真だけでは分からないため、決裁書類に添付するときには、帰庁してから地図に写真を落とし込む必要があったりします。
しかし、もし撮影時に、どこで、どの方角を向いて撮影したものか分かるアプリがあったらどうでしょう。
そして、撮った写真を自動でPCに送信できるようになっていれば、
写真を撮る→PCに自動送信→写真入りの地図を自動作成→庁舎に帰ってPCを起動→印刷→そのまま決裁書類に添付
といったように、半自動化することも可能です。もしすべて手作業をしていたら、とても面倒ですよね。
まず、撮影したカメラやスマホからパソコンに取り込まなければなりません。
どこでどの向きで撮ったか記憶をたどりながら写真を並べ替えたりしなければいけません。
そして矢印などをパワーポイントなどでつけて撮影方向を示す必要があります。
正直毎回やるのは超面倒です。くだらない仕事だと思っている人も多くいることでしょう。私はそう思っていました。
また、上司や関係部署へのレクがあったりすれば細かに説明しなければいけないかもしれません。しかし、完璧に地図と写真が一致した図面を見せることができれば、より簡単に説明することができます。
もし写真と図面を見ても分からないという上司がいたら、一人で現場に行ってもらうか、能力不足なので降格してもらってください(笑)
仕事以外でも使えるプログラミング
最後に、これは公務員の仕事と直結するわけではありませんが、多くの人が思う「こんなことができたらな」と思うこともできるので紹介します。
たとえばチケットや商品などどうしても欲しい物があったとします。楽天スーパーセールやアマゾンのブラックフライデーセール、人気コンサートのチケットなどですね。
あなたもこれまでの人生で、セールスタートと同時にクリック連打した経験があったりしませんか?しかしその苦労の甲斐なく、一瞬で売り切れの文字。
実はこれは、プログラミングができる人が、発売開始からコンマ数秒のあいだに自動で購入するためのプログラムを作成し、それを使っていたりします。
機械の計算速度は人間のスピードよりもはるかに早いので、勝てるわけがありませんよね。こうした自動処理のためのプログラムを作ることもプログラミングの得意分野です。
そして同じ日、同じ時間に販売開始する二つの商品も、プログラミングを使えば自分が張り付くことなく勝手に購入させることもできてしまいます。
プログラミングを学ぶメリット
ここで、プログラミングを学ぶメリットを改めて紹介します。
単純作業の自動化で仕事の時間を短縮できる
これが最も大きなメリットと言えるでしょう。これまでいくつも事例を紹介してきましたが、どれも時間短縮に大きな効果をもたらすものばかりです。
そして、プログラミングの応用としてAI(人工知能)がありますが、ここで面白い例を紹介しましょう。
さいたま市の保育施設にAIを導入した結果、それまで30人の職員が50時間かけてやっていた作業がたった数秒で終わったという事例です。
とある保育施設へ入所する希望者は8000人に上り、その中で入所できる子供が300人を超えているという状態でした。
この中から、入所できる子どもの選定や施設の割りふりを決めなければいけません。
「祖父母が同居しているか」「母親の勤務時間は」「世帯の収入は」など、さまざまな条件を突き合わせた上で、「兄弟で同じ施設にしたい」とか「通勤経路にある施設がよい」といった希望も考慮しなくてはいけません。
正直、かなりの組み合わせを考えなくてはならず、職員30人がかりで50時間もかけて毎年作業していたというわけです。
しかしAIに同じ作業をさせたところたった数秒でほぼ人間が行ったのと同じ結果になったのです。
これはAIの実験結果ですが、実はプログラミングでも同じようなことはできます。祖父母が同居しているかや母親の勤務時間はどういった条件かをどんどん設定していけば、条件に当てはまる人だけを抽出することが可能だからです。
むしろこうした複雑な条件分岐は、プログラミングが得意とすることでもあります。これだけややこしいことを人間が作業すれば人的ミスが発生するのはまず間違いありません。
しかし、プログラミングであれば何度繰り返しても結果は同じになります。しかも時間は爆速。
外部の人との折衝などプログラミングで行うことができない領域は役に立ちませんが、単純作業だったり、量が膨大だったり、繰り返し作業や複雑な条件分岐があるといったデータを扱う時には、プログラミングは絶好の活躍のチャンスだと言えます。
論理的思考能力の向上
プログラミングを学ぶメリットのひとつに、論理的思考能力の向上が挙げられます。
2020年から小学生のプログラミング学習が義務教育化されたことはご存知かと思います。国を挙げて義務教育としてプログラミングを覚えなければいけないということは、それだけプログラミングの需要が増えていくことは間違いありません。
プログラミングを作るにはAという現象が起きたらBが起きる…Bが起きたらCが起きる…といったように、色々な仮定を自分で作りながら論理的に組み立てていく能力が必要になります。
こうしたプログラミングの構造や考え方を知ることで、論理的な思考能力が身につくことがメリットにあります。
特に日本人は感情的な側面を重視しがちで、世界的に見ても論理的思考能力が弱いとされています。しかしプログラミングを覚えることでこうした弱点を克服することにつながります。
アップル社共同創業者もプログラミング学習を推奨
かつて、アップル社の共同創業者であったスティーブ・ウォズニアックは、「すべてのアメリカ人がプログラミングを学ぶべき」と発言しています。
その理由は、「プログラミングはどのように考えるべきかを教えてくれるから」だと発言しています。
これは、プログラミングをすることで思考能力を鍛えることができるということを言っています。あのアップル社の創業者がこれだけ自信たっぷりに発言しているのですから、これは疑いようのない事実だと言えるでしょう。
今の日本人は考える力が低下しているとよく言われています。そのため、これからの日本人にとって、論理的思考力は最も欲しい能力のひとつではないでしょうか。
オバマ前アメリカ合衆国大統領もコンピューター学習を推奨
また、オバマ前アメリカ合衆国大統領も国民に向けて、「コンピューターを勉強することはあなたの未来のためだけでなくアメリカの未来がかかっている。」と発言しています。
これは世界の最先進国がコンピューターつまりはプログラムのことを勉強することが一国の将来を左右するほど重要なものだと位置づけていたことがわかります。
日本政府が2020年からプログラミング小学生の義務教育化することも考えると、世界の将来はプログラミングがカギを握っているといっても過言ではないということです。
たとえば近年では、スマホやネットバンク、テレビ電話、ネット通販やカーナビなどの交通情報など通信環境の整備とともにプログラムを利用するサービスが山のように増えてきました。
私たちは、プログラムと触れない日はないといってもおかしくないほど毎日プログラムと一緒に生活しています。
公務員からの転職・キャリアアップに役立つ
公務員の方にとってはあまり関係のない話かもしれませんが、プログラミングは転職の時にすごく役立つスキルであることは間違いありません。
現在のプログラマー市場は圧倒的に人が足りていません。私の友人が勤める会社でもプログラマーが全然足りていないとのことです。
こうした状況を見ると、プログラミングというものを少しでもかじったことがあれば、圧倒的に転職に有利だといえます。しかも給料は他の社員よりもダントツで高いというメリットもあります。
仮に転職する場合、「本当に通用するだろうか」と不安になることもあると思います。しかし、プログラムやシステムは会社ごとに違いますので、細かい仕様については入社してから覚えれば問題ありません。
また、近年はクラウドソーシングが活発になってきていますので、ちょっとしたプログラムを書くことで報酬を得ることができるようになってきました。
そして、個人でウェブサイトを作ったりサービスを提供するなど副業をする人も増えてきました。
そうした人が考えるのは、「もっとこうすれば使いやすくなるんじゃないか」「こんなプログラムがあればウェブサイトに来てくれた人が物を買ってくれるんじゃないか」といったことです。
しかしその人たちもプログラミングはできません。こうした時にプログラミングを外注して何とかしようと思うわけです。
いま日本全国にこのように考えている人がいて、クラウドソーシング界隈は賑わっていますよ。
もし公務員からの転職を考えているような人は、プログラミングを覚えれば将来とても役に立ちますよ。
AI化する公務員の時代に活躍する人材になれる
近年、公務員の仕事に限らずあらゆる仕事AI化されるということが話題になっています。例えば医者や弁護士の仕事がなくなると言われていますし、公務員の仕事も先ほどの事例からわかるようにAI化して行くことが主流になるでしょう。
そんなとき不安になるのが、現在の終身雇用制度がいつまで維持されるのかということです。公務員は安定だと言われ続けてきましたが、ここに来てその安定も危うくなっています。
少子高齢化が進んで日本の労働人口は減少するばかりです。しかし行政の仕事は増えるばかりで一向に楽になりません。
そして人口減少による税収減もかなりの問題です。これらを解決するには、人員削減してこれまでの仕事をAIに任せることが最も有力だと言えるでしょう。
「そんな夢話みたいなことあるわけがない」と笑う人は、先ほどのさいたま市での事例を思い出してください。
このAIを作り出したのは富士通ですが、すでに2017年度からシステムを実用化し自治体に売り込み始めています。
もはやAIが公務員の領域を侵食するのは時間の問題と言えるでしょう。すでに公務員の仕事はAIに奪われていますからね。
しかし安心してください。AIが常識となった世界でも公務員として生き残る方法があります。
それがプログラミングを覚えることです。いくらAIとはいえこれはプログラムの塊ですので、プログラムを運用するにはプログラミングを理解していて使いこなせる人が必要です。そんな時に役に立つのがプログラミング技術・知識を持った公務員です。
公務員であれば住民がどんなニーズを持っているのかを誰よりも的確に把握することができますので、それをAIに応用して運用することも可能です。これからの時代に求められるのはプログラミングが分かる公務員です。
今の公務員でプログラミングができる人は1%もいません。ここに生涯にわたって公務員として活躍し続けるチャンスがあります。
誰もやっていないからこそ、今のうちにプログラミングを覚えていけば、10年後20年後にひっぱりだこになるような人材になれる可能性はかなり高くなります。
AI化が本格的に導入されれば新しい部署が新設されることは間違いありません。となると新しいポストが生まれますし、プログラミングの知識を持った公務員が必要になるのは確実です。
これまではシステムの作成や運用などはSEや外注に任せていましたが、これからは公務員がプログラミング知識を持っていることが重宝されるようになります。
そしてその第一歩は、プログラミングのことをちょっと知っているというレベルでも全然問題ないということです。なぜなら、プログラミングを1ミリでも知っている人が他にいないからです。
そんな中、プログラミングとはどういうものか。プログラミングでどういうことができるのかといったことを知っていて、少しでもプログラミングができるだけであなたはプロフェッショナル公務員として活躍することができるでしょう。
おすすめのプログラミング学習法
ここまでで、プログラミングができることと、そのメリットについてお伝えしてきました。あなたの身の回りにも、普段からルーチンで行っている単純作業だったり膨大な事務処理があることと思います。
実際、今あなたの周りで起きている面倒な作業を思い出してみてください。きっといくつも出てくるはずです。
そんな面倒なことを全部自動化できたらなんて素晴らしいことだろうと思いませんか?
一度自動化してしまえばその後は機械が勝手に処理してくれます。早く仕事をこなすことができるようになるので、それだけ家に早く帰ることができるようになります。
そうすれば自分の趣味の時間を充実させることができますし、家族と過ごす時間も増やすことができます。
プログラミングを学習したいと思っているあなたに、おすすめの方法をお伝えします。
それはプログラミングスクールに通うことです。
プログラミングは便利な反面、一人で覚えるにはとてもつまずきやすいものです。
私も少々プログラミングを触りますが、スクールのプロに教えてもらうことで、なんとかそのハードルを乗り越えることができました。
正直、最初は独学で始めようと本を買ったりネットで調べたりしていました。しかし、分からなくて止まってしまうことが多発したのです。
本やネットは丁寧に解説してあるとはいえ、万能ではありません。
書いていない事態が起こったら、もうお手上げです。それに、同じようにやっているはずなのに何故かエラーが出て進めなくなってしまったりします。
こうしたつまづきポイントはプロから見ると初心者によくありがちなことで、パッと見てすぐに分かってしまいます。
だからこそプロなのですが、さすがはプロだと思いましたね(笑)
「ちょっとわからないんですけど…」と質問すると、「あ~これね」という感じでサクッと直してくれますし、丁寧に教えてくれます。
そして更に調べた結果、プログラミングを勉強するときには、分かっている人から教えてもらうのが巡り巡って一番効率がいいことが分かってきました。(時間的にも金銭的にも)
これまでの私のパソコンスキルは、ワードやエクセルを少し触れるくらいのものでした。
しかしそんな私でもプログラミングを覚えて、これまで挙げたような事例を紹介できるくらいにはプログラミングのことを理解することができています。
そして最近私は、自動化のプログラムを書いています。
ウェブ上の情報を自動で取得してきて、分析したりするのに使えます。
ひとつひとつサイトを開いて情報を手でエクセルでまとめて…なんてやってられません(笑)
おすすめのプログラミングスクール
プログラミングのスクールは数多くありますがその中でもおすすめを紹介したいと思います。
ここで紹介するのはどれも講師に直接質問することができるものばかり。プログラミング学習に一番大切なのは、直接聞ける環境です。
直接聞けるスクールしか紹介していませんので、あとはあなたがスクールに直接通うのかオンライン学習なのかといったことや、費用などについて総合的に判断すれば大丈夫です。

おすすめランク | |
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期間/費用/学べること | 通学コース
月額29,800 円 入会金 社会人 269,800 円 期間 3ヵ月〜 オンラインコース 月額29,800 円 入会金 社会人 184,800 円 期間 3ヵ月〜 |
メリット |
これらのメリットについては以下で詳しく説明していきます。 |
デメリット | 特に見当たりません。
強いて言えば料金が高いと感じるところですが、そもそもプログラミングというスキルが希少なため、どのスクールも全体的にわりと高額です。 しかし、tech boostはそのプログラミングスクールの中でも割安になっています。 ※tech boostは入会金がかかりますが、そのあとは月額29,800円で利用できます。ちなみに、このあと紹介するDMM WEBCAMPは3ヶ月で628,000円です。 |
tech boostはあなただけのオリジナルカリキュラムを組んでくれる
公務員にこそおすすめできる1番の理由がこれです。公務員は転職をメインに考える人は少なく、仕事でプログラミングを活かしたいと思っている人がほとんどでしょう。
そんなとき、「◯◯といった業務をこのように効率化したいが、どのようにプログラムを組めばよろしいか?」といったように講師に相談して、あなただけのカリキュラムを組むことができます。
そうすることで、これからの業務で実際に役立つスキルを身につけることが可能です。
プログラミングの知識はついたけど、実際の仕事に応用ができなければ意味がありませんからね。
そして、数あるプログラミング塾の中で、オリジナルでカリキュラムを組んでくれるスクールは他にはありません。
私は、業務を効率化させたい公務員ならtech boostをおすすめします。
無料説明会について
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参加上限人数は10人。上限人数は1ヶ月ごとの上限で、6ヶ月の学習カリキュラムを組んでいます。
少数精鋭でみっちり教えてくれるスタイルです。
授業料 498,000 円 (税別)
まとめ
改めて、このサイトで紹介したスクールを紹介します。
いずれのスクールも決して安価ではありません。しかし、一度学習の仕方を覚えてしまえば、あとは死ぬまで使える技術がプログラミングです。
業務を効率化して、可処分時間を増やすための投資と考えれば、決して高すぎとはいえないはずです。
まずは、あなたが気になったスクールの面談を受けてみるところからスタートしましょう。
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